ゆりゆめ堂
同人サークル始めました。ニコニコではゆりゆめPの名前でノベマスを投稿しています。百合が大好きです。
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みっくみくにされやがれ!
アイマスカテゴリで細々とノベマスを投稿しているゆりゆめPですが、実はボカロ好きなのです。
というか、ブーム初期から追ってました。
一時期は自分好みのボカロ曲を発掘しようと躍起になっていた頃もありました。
お祭り騒ぎに乗っかって初音ミクを買っては、上手く歌わせられずに挫折してみたりもしました。
そして、机の上には初音ミクのねんどろいどやらfigmaで溢れかえっているのです。

そんなボカロ好きでニコ厨になった人間が、アイマスカテゴリでノベマスを投稿してるんだから、世の中どうなるかわかったもんじゃないですよねw


まあ、なぜこんな話題を振ったかというと、SFマガジンで初音ミクが特集されていたからです。
ゆりゆめPはSFには疎いのですが、何かのキッカケでSF小説をたまに読んだりします。
りょうぴよで乱心してみたで『星を継ぐもの』をネタに出したのも、「こんなに面白いSF小説があったのか!」と感動したからです。
しかもこれが1970年代に書かれているというもの衝撃でした。

話がズレましたが、SFには疎いんですが、SFというジャンル自体は結構好きなんですよね。
特に初音ミクはSF的なテーマを考えるだけでもわくわくする素材なんですよ。

初音ミクは、ご存じの通りただのソフトウェアなんです。
実体がないどころか、ピアノロールが並ぶだけの無骨なインターフェイスのソフトウェアなのです。
だけど、彼女は人のような声を出して、人のように歌うのです。
初音ミクの動画を初めて見た時は衝撃でした。

もちろん初音ミクの存在自体は、ネットニュースで知ってはいました。
ただその時は「また萌えの便乗商品か・・・」ぐらいの印象しか持ってなかったのです。
ソフトウェアが歌を歌うという概念自体、よくわかってませんでしたから・・・。

でも、実際に聴いてみて驚きました。
もの凄く自然に歌っているのです。
もっとぎこちない感じのを想像していたら、思ったよりも人間っぽくてビックリしました。
予想外の衝撃でした。
人が歌っていないのに、人のような歌声が聞こえるのです。
ボカロが浸透した今ならなんて事ないでしょうけど、当時としては人でないモノが人のように歌っている事の衝撃と言ったらもう・・・。

彼女はこんなに人間っぽく歌っているのに、ただのソフトウェアなのです。
彼女は自我どころか意思すら持ってない存在なのです。
それなのに、ここまで人の心を動かす・・・この不思議な感動なんなのだろう?


最初の頃こそ、既存の曲をカバーしてみた動画が多かったのですが、発売から1ヶ月を過ぎるとポツポツと初音ミクのオリジナルソングが投稿されるようになったのです。
その初期の名曲の中でも、忘れられない曲があります。




『ハジメテノオト』です。
初音ミクが初音ミクの心情を歌った歌です。
初音ミクがユーザーから与えられた”初めての音”に喜んで様子を描いているのです。
これは衝撃でした。
だってこの歌は、初音ミクが歌って初めてその世界観が成立する歌だからです。

この歌を人間が歌っても、男性ボーカルが女性心情を描いた曲を歌ってるぐらいの感想しか持ち得ないでしょう。
でも、初音ミクは実在しないのです。
存在していないのに、自身の気持ちを歌に乗せて歌っているのです。
初音ミクが歌うことで初めてその意味を持つ歌になっているのです。
初音ミクはそこにいないのに、まるでいるかのような感覚を覚えるのです。
そしてそこに切なさを感じ、または胸に温かい感動がこみ上げてくるのです。


この感覚は、とにかく不思議でした。


そして初音ミクはどんどん増殖していきました。
彼女は動画投稿者達の気持ちを表すかのように個性を持ち始めたのです。
同じ初音ミクのはずなのに、そのPそのPによって、彼女は確かに違う顔を持ち始めたのです。

不思議な感じでした。
初音ミクは初音ミクでしかないはずなのに、ある時は可愛い女の子であったり、あるときはヤンデレ少女だったり、あるときは下ネタを嬉々として歌っていたりするのです。
どれも違う個性を持っていながら、彼女たちは確かに初音ミクなのです。

僕の中では、初音ミクのそんな状況をどういう概念で説明すればいいのかわからなくなったのです。


そうして、色々なSF的な妄想が頭の中に広がるようになってくるのに、そう時間はかかりませんでした。

もし現文明が滅亡したあと、新しい文明がPCのデータを解読したときに、”初音ミク”という単語の使用頻度がやたらと高いことに気づいて、データベースを解析するのです。
でも、彼女には様々な顔があり、どの記述にも食い違ってる点が多くてその存在自体が謎だらけになっていて、その謎を未来人が一生懸命に解析しようとする話・・・とか。

攻殻機動隊の人形使いのように、ネットの海で突如として知的生命体が、人とのコミュニケーションを取るためにネットで一番可愛がられている初音ミクの姿を取って人類と接触してきたり・・・とか。


もう、そういう妄想が何杯でもいけちゃうのですよ!


とまあ、前置きが長くなってしまいましたが、そんな風に妄想していたから、SF雑誌が初音ミクをどう捉えているのか興味があった所なのです。

特集記事自体は、ガッツリとSF方面の考察がなくて少々ガッカリでしたけど、短編小説が素晴らしかったですね。
特に山本弘の『喪われた惑星の遺産』にはグッと来ました。
もうね、こういう話に弱いのですよ、ゆりゆめPは・・・。

あらすじは、人類が滅亡して7000万年後に異星人の文化人類学者が太陽系を訪れるのです。
どうも第3惑星には知的生命体が存在していたらしいけれど、7000万年も経ってその痕跡は地表からは失われていました。
一方、第3惑星の衛星には大気がないために保存状態の良い遺跡が残されていたのです。
惑星から衛星までの航行技術を持っていたのなら、もしかしたら探査機も現存しているかもしれないという事で太陽系を創作する事になったのです。
そして、金星の衛星軌道上で彷徨っている惑星探査機を回収する事になるのです。

その惑星探査機は・・・そう、あの”あかつき”だったのです。
そして”あかつき”に搭載されたメッセージプレートには、初音ミクのイラストが描かれていたのです!

まさか壮大なSFに、こんな形で初音ミクが関わってくるとはw
いやー、素晴らしかったです。
こういう人類が滅んだあとに、人類のメッセージが誰かに届くというのは何かもう感動ですね。


そして尻Pこと野尻抱介の『歌う潜水艦とピアピア動画』には参りましたw
ボカロを使った最先端の海洋調査小説かと思わせて、最後のオチがもうね。

まさかSF的ガジェットふんだんに使って、ミク厨の妄想を具現化するとは思わなかったよ!w

やっぱ尻Pは最高だよ!w


とまあ、ボカロ好きとしては大変楽しめたSFマガジンでした。
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